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夢に見たこともない別な人生が通り過ぎてゆくのを眺めているに違いなかった。

Img_1039648_29137271_0 共喰い 田中 慎弥

第146回芥川賞受賞作。

あの記者会見でイッキに注目されたましたよね^^

9月には映画化もされたということで、今更ながらに読んでみた。

そしたら想像以上にエロくて驚いた!

思わず二度読みしてしまったよ(^^;)

ストーリーは、セックスのときに女を殴る癖(?)のある父を持つ主人公が、いつか自分もそうなってしまうのでは・・・と恐れながら生きる・・・というもの。

さらには若い義母に欲情し、その義母が父の子を身ごもったのが許せない

自分には兄弟ができるはずだったのに、勝手におろした実の母が許せない

・・・と、父の血を憎みながらも血のしがらみに翻弄される姿が描かれています。

でもこういうのって、高校生のときには誰でも感じることだよね。

もちろんこんな極端な例は珍しいやろうけど(^^;)

自分の来し方行く末みたいなのを考える年頃やなと。

それに性欲が混ざるとまた面倒なことになるんだけどね。

あ、でどこが一番エロかったかっていうと、

義母が妊娠したことを知ってショックを受けた主人公が、彼女と初めてゴム付けずにやろうとするのね。

で、当然彼女がいやがったら口でさせようとして、

お前の中に入れるんだったら上でも下でも一緒だ」っていうところ。

キャー、エロい(^^;)

あとは怒涛のラストに向かうので、気になる人は書店へドウゾ☆

そうそう、このお父さん役って光石研なんやね。

紀子の食卓」のイメージが強くて、想像しただけで怖すぎる・・・

でも映画も観たい!

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