知るべき闇は、真実の先にある。
ベストセラーノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発-」を映画化した衝撃作。
ある死刑囚の告白を受け、身の毛もよだつ事件のてん末を追うジャーナリストが奔走する姿を描く。
山田孝之はともかく、大好きな瀧とリリーさんの共演ということで観にいった。
一言で言うとおもしろかった!
一緒に行ったツレは「気分が悪い」ゆうてたけど(^^;)
なかなかエグイ暴力描写が続くんだけど、わかりやすいんだよね。
金のために殺すっていうシンプルさも。
ひどいことしてるうちに気持ちよくなってくる精神状態も。
逆に自分の中にある残虐性を隠そうとするのも。
全部が理解できる。っていうか人の感情のすべて。
奇しくもこの前、TSUTAYAで白石監督の師匠である若松監督の追悼コーナーがあって「実録・連合赤軍」っていう映画を観たんだけど、まったく共感できなかった。
宗教団体のドキュメントもそうやけど、本能以外での暴力は理解できない。
暗い。暗すぎる。
本作は何気に笑えるシーンもあって、でも客席はみんな「笑っていいのかな」みたいな微妙な空気になってた。
そんな訳で暴力シーンは割とおもしろく観れるのだが、山田演じるジャーナリストが認知症の母親の介護を嫁に押し付けるシーンはめちゃめちゃ重い。
嫁に「異常な事件を追って楽しかったんでしょ?」って言われるとこも、最後リリーさんに、「俺のことを1番許せないのは遺族でも共犯者でもない」って言われるとこも。
まさに正義って何かね?っていう感じ。
あと、やっぱ瀧はかっこよかった^^
すごい存在感。
瀧ってチョイ役でいろんな映画出てるけど、いっつも印象に残る。
悪そうなおじさんがよく着てるちょっとカワイイセーターも無駄に似合ってたし(笑)
まぁあんま体調よくないときは観ないほうがいいかもだけどオススメです☆
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